【コウシュンウマノスズクサ:Aristolochia tubiflora】
ウマノスズクサの仲間の花は形が面白いものが多い。そして種の散布の仕方も。花が終わり実が熟すとパラシュートを逆さまにしたように開き風が通り抜けたり、風で開いた傘が揺れたりすると種が散布されるようになっているようです。このたどり着いた形に驚きです。そして、ジャコウアゲハの幼虫に似ている黒い芋虫はベニモンアゲハの幼虫です。ジャコウアゲハと同じようにウマノスズクサの仲間の葉を食べて体に毒素をためて鳥などに食べられないようにしているそうです。このコウシュンウマノスズクサと言いベニモンアゲハといい、このたどり着いた進化なのか選択されたその先の姿なのか、とにもかくにもその戦略には驚かされます。