夜市が終わり朝を迎えると、ゴミだらけの場所もあるけど、溝にはこんなカラフルな名残も見られます。なんだかわかる方は台湾の夜市を見たことがあるんだね~。
台湾の南は珊瑚の山が多い?
高雄の壽山もそうでしたが、南の海岸線沿いの山の中には珊瑚の化石というか堆積したものというのかそれらが大きく隆起してできた山になっている。台北や宜蘭などではそんな印象はないが、南部は山の中の樹木はその隙間に堆積した土壌に根を下ろしている樹木が多くみられる。また、海岸線もそれらが多くみられその隙間に海砂や小石などがある。サンゴなのでカルシウムも多そうでアルカリ土壌なのかもしれないが、長い年月で植物たちもその環境になれしっかりと育っている。
台湾花紀行-104 鵝鑾鼻蔓榕
【鵝鑾鼻蔓榕:Ficus pedunculosa var. mearnsii】
サンゴ岩の上に自生していたフィカスの仲間。サンゴの上に生えているからかまたは海岸沿いのためか葉に照りがあり肉厚です。サンゴ岩の上はくぼみやへこみが色々あるがそこに根を張り茂っているのは中々に逞しい! 台湾南部の恒春半島より南の海岸沿いからフィリピンにかけて分布しています。
ナギの根
【ナギ:Nageia nagi】
ナギの木を植え替えようとして鉢から抜いたら海ブドウではありませんがとにかく細かく小さな粒が根にいっぱいついていた。調べたら根粒でした。結構多くの植物が微生物と共生しているんですね。
カキノキ 柿の色とても目立ちます!
【カキノキ:Diospyros kaki】
晩秋から冬に見られるカキノキの実の色。とてもよく目立ち独特の色合いです。昨年はどこでもたくさんの実がなっていたように思いかなり豊作だったことでしょう。写真も落葉してさらにはっきりと色が見え、たわわになっているところが凄いですね。日本からヨーロッパなどに渡り学名にも ’柿(kaki)’ が使われています。
台湾花紀行-103 ケンクルス・エチナツス
【ケンクルス・エチナツス:Cenchrus echinatus】
熱帯域に広く帰化しているイネ科の一年草。芒や周りのとがった部分が堅くてとにかくいつの間にかチクチクか ’痛て’ となる。ズボン越しに痛いしすぐにくっつく。最初に見たのはハワイのカウアイ島。そのあとオーストラリアでもチクリときたもんだ。今回は台湾南部の浜辺にてチクリときましたよ。元は中南米らしいがよくぞ広がってくれたものですな。
台湾花紀行-102 ヘチマ、逸出中?
【ヘチマ:Luffa cylindrica】
小さなヘチマが海岸の低木類に絡んで育っていた。小さいが、どう見てもヘチマ。食用のヘチマが逸出したのだろうか? 逸出進行中というところだろうという気がする。数年後に行ったらもっと繁茂しているのかも。採って実を割って中も確認すればよかったかな。触るとプワプワしていたので意外に食用に最適なサイズかも・・・。