西オーストラリア花紀行-34 コノスペルムム・ネルヴォスム

【コノスペルムム・ネルヴォスム:Conospermum nervosum】

ヤマモガシ科(Proteaceae)の植物で、バンクシアやプロテアの仲間には見えませんね。最初に見たその科の植物の印象が強いと、一瞬「え?」と思ってしまうものが結構あるのが面白く、見つけて調べて発見が楽しいのです。この属で有名なのがスモークブッシュで白い花が煙のように枝の流れとともに感じられるからその名前が付いたのだろうと思っていますが、ドライフラワーでも使われています。そのため先にそちらを知っていたので、こちらが同じ属と知ったときは、もう一度いろいろと調べなおしてしまいました。この種はかなり乾いた礫の多い場所に見られました。

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西オーストラリア花紀行ー33 ブラック・カンガルーポー

【ブラック・カンガルーポー:Macropidia fuliginosa】

黒い花ではなく淡いグリーンの花の表面の一部分が黒い産毛のようなもので覆われている。花茎も黒っぽい。アニゴザントス属のカンガルーポーと似ているが別属になっている。微妙な違いではこちらはよくわからないが、しいて言えばおしべが長く花筒よりも長く伸びてくる。切り花でも販売されていただろうか?中々な花材になる気がするのだが。

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西オーストラリア花紀行-32 ダンピエラ・アラータ

【ダンピエラ・アラータ:Dampiera alata】

オーストラリアによく見られるクサトベラ科の植物。日本では海岸近くではクサトベラが低木として見られるところがありますが、オーストラリアにもクサトベラをはじめその仲間が多く自生しています。その中の一つのダンピエラ属で、特に青い花が多い。写真の種は茎だけで葉が見られず、平たい形状に主脈が出っ張っている感じです。根元から叢生し、古い茎は少しずつ枯れていくようです。

ダンピエラの仲間はこちらから

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西オーストラリア花紀行-31 イエローフェザーフラワー

【イエローフェザーフラワー:Verticordia chrysantha】

背の低い灌木類が目立つ場所は結構乾いている。乾いた大地に突き抜ける青さの空の下ひときわ目立つ黄色の花。よくよく見れば羽っぽい花びらが付いているがつぼみ、花ともども黄色なので本当によく目立つ。よくドライフラワーでも使われていて古くから見かけた花の一つかもしれません。でも、実際に大地に咲いているものを見ると感慨深いものがあります。

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種子標本を作ったよ

お客様の要望もあって種子標本を作ってみた。自分で集めていたものの中からもあるけど、試験に出るものや自分で蒔いたもの、蒔いてみたいものなど、裸子・被子・単子葉・双子葉・科別に。少しでも役立ってくれると嬉しい。

 

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並んでいます。 アブラムシ

シャリンバイの葉の裏についているアブラムシ。害虫としてみれば駆除の対象で、薬をしゅっとかければ済んでしまうのですが、アブラムシの世界をのぞいてみると結構面白いようだ。細かいことはさておき、葉脈の主脈に口吻を刺している汁を吸っている。葉の裏に付く理由は色々? 天敵に見つかりにくい、栄養の流れている部分は葉の裏側の葉脈に多く見られるからなどなど。でも天敵には見つかってしまうんだよね。人間を含めて・・・。

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西オーストラリア花紀行-30 アカシア・ドルムンディ

 

【アカシア・ドルムンディ:Acacia drummondii】

明るいユーカリなどが自生しているナショナルパーク内で咲いていた低木のアカシア。花の穂が細長く色は淡い黄色。葉は一応羽状葉で小さい。パースを中心にやや北から南部に分布している。

アカシアはこちらでも見られます!

 

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西オーストラリア花紀行-29 アカシア・ラシオカルパ

【アカシア・ラシオカルパ:Acacia lasiocarpa】

樹高は高くなっても1m前後だろうか。横に広がるように枝を伸ばす。日本でも鉢物で販売されています(いた?)。小さな羽状葉で花は黄色の球形。細い枝にたくさん咲いています。何気に細い刺もあるので気をつけないといけないが、パースを中心に南北に広く分布するが東方面にはないようだ。また、いくつかの変種があり、葉が小さいものやもう少し緩やかに伸びている種がある。

アカシア類はこちらから

 

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