【エトリンゲラ・コルネリ:Etlingera corneri】
長いスティックのような棒が地面から伸びあがり、先端に花穂が付きます。仲間に別名ニコライアがありますが、ニコライアのように盛り上がらず、中心はフラットなままでその中に小さな花を咲かせます。でもその苞だけでも一つの花のようです。葉は背が高く背丈以上ですが、花穂は膝丈から腰の高さほどでしょう、ちょうど見やすいのです。
【エトリンゲラ・コルネリ:Etlingera corneri】
長いスティックのような棒が地面から伸びあがり、先端に花穂が付きます。仲間に別名ニコライアがありますが、ニコライアのように盛り上がらず、中心はフラットなままでその中に小さな花を咲かせます。でもその苞だけでも一つの花のようです。葉は背が高く背丈以上ですが、花穂は膝丈から腰の高さほどでしょう、ちょうど見やすいのです。
【ウトリキュラリア・ムルティフィダ:Utricularia multifida】
町はずれの小さな湿原のような湿原じゃないような不思議な場所に見られたミミカキグサの仲間。食虫植物です。高さ10センチ前後でこのピンク色の花がたくさん咲いています。食虫植物って多年草のイメージがありますが、日本のナガバノイシモチソウもそうですが一年草があるのがちょっと不思議。こちらのウトリキュラリアもほんとに数ミリの葉が湿った地面にくっついていてそのサイズからしたらとても大きな花をつけている。そして受粉され実がついて種を蒔いたら翌年なんですよね。さすがに掘るわけにもいかず補虫部分がどうなっているのかが見たかったが、地上のサイズよりも大きかったら面白いなぁ。
【カウ・キックス:Stylidium schoenoides】
このスティリディウムの仲間はトリガープランツと呼ばれ花に寄って蜜を吸いに来た昆虫に雄しべをその昆虫の背中にたたきつけて花粉をつけます。その仲間の中でもこの種は花が大きくトリガーも大きい?かもしれません。結構見ることができます。花は数輪が枝状に付きますが、花に目が行って葉のことが失念してしまう。葉は単子葉のような葉が細長く数枚から十枚くらいしかついていませんでした。
【ピンク・フェアリーズ:Caladenia latifolia】
西オーストラリアには野生ランが多くみられ憧れのブルーオーキッドも自生している。でも一番見かける種の一つに写真の淡いピンクの地生ランだ。単体だったり群生だったり。群生と言っても株もとでまとまっているものが散在しているだけなのだが、こんなピンク色でもとてもよく目立ちます。
【アニゴザントス・マングレシィ:Anigozanthos manglesii】
カンガルー・ポーと呼ばれている植物の仲間の一つで赤とグリーンの配色が何とも言えません。つぼみからすると数輪で終わりそうですが、この後次々と咲かせて穂が長くなっているものが自生地では所々に見られます。
【グレヴィレア・ドリヤンドロイデス・ヒルスタ:Grevillea dryandroides ssp. hirsuta】
グレヴィレアの仲間の中でこちらは花を地面に這わせるようにつける。全体に高さも20㎝ほど。パースより東側に分布地の限られた場所で見られ、絶滅危惧種でもあるようだ。しかし、こんなに低く花をつけるってことはポリネーターは蟻なのかネズミなのか?
【ユーカリ・マクロカルパ:Eucalyptus macrocarpa】
直径7センチ以上の大きな赤い花をつけるユーカリ。葉は濃く蝋がかっていて綺麗。日本でも苗が販売されているが、雨で白っぽい部分が少し落ちてしまう。
街道沿いに見られ、古い葉は黒っぽく見えてしまうが新しい葉が白く、そして赤い花が見えて目立ちます。枝は直立よりも中途半端な枝の茂り方で縦に伸びつつ横に倒れてくる感じでしょうか。だから、他のユーカリに比べて低木ですね。
【カリトリックス・ロルドフェルディ:Calytrix oldfieldii】
前回のピンクの種とは別の種のカリトリックス。花のように見える萼のあとが解りますか?花が終わると花弁が脱落してその下にある萼がみえて、これだけが付いている木がいくつもあったので不思議な花だとずっと思っていたのでした。翌日別の場所で見たらなんと花と同時に見られたのです。結構な低木で堅めの砂地で育っていて、草丈?と言える樹高ですが20㎝ほどでした。場所や環境により前後するようです。