西オーストラリア花紀行-41 コメスペルマ・ヴィルガツム

 

【コメスペルマ・ヴィルガツム:Comesperma virgatum】

豆のように見えてマメ科ではなくヒメハギ科の別種。日本にも草原にヒメハギが自生しているところがありますが、オーストラリアの種は同じ属でも花の色彩や株の大きさが違っています。そんな仲間の別属の種ですがこちらも花がたくさんついてかわいいのです。ピンク以外にも青やグリーンなどが知られていますが、結構乾いた背の低い草原(低木地)にいくつかの種が見られます。

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コミスジの卵

【コミスジ】

コミスジという黒っぽい地に目立つ白い筋が3本入る蝶。羽を広げて止まり、気が付いてカメラを向けるとササッとヒラッと飛び去ってしまう蝶。本来ならマメ科の植物に付くのだがケヤキにも付くという。毎年つくのだが今年も産卵しに来たようだ。卵はばらばらに数十個ついていた。本来の卵の表面に半透明のエアーパッキンのようにも見えるものが覆いかぶさって見える。昆虫の世界も面白い。

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西オーストラリア花紀行-40 ボルヤ・スファエロケファラ

 

【ボルヤ・スファエロケファラ:Borya sphaerocephala】

オーストラリアの開けた場所ややや湿った場所でソルトレイクではない場所で見られる白い花。ほとんど似ているのだが西オーストラリアには数種自生している。有名なウェイブロック並行途中の岩のある場所ではかなり乾燥しているに育っていた場所があって、多分別種なのだろうと思いつつ比較できず。群生して咲くので綺麗だと思います。大きな花が目立つオーストラリアですが小さな花々もかわいいものが多いのです。

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西オーストラリア花紀行-39 ハーデンベルギア・コンプトニアナ

【ハーデンベルギア・コンプトニアナ:Hardenbergia comptoniana】

鉢物で春先に出回るハーデンベルギアの仲間で鉢物で販売されているものは一枚葉ですがこちらは三出葉で一つの葉に当たる部分が三つに分かれています。つる性でよく繁茂し、他の植物の上を覆いかぶさるように育っていました。花色はとても綺麗ですが花の量は観賞用に付くほどには見えませんで、鉢物で販売されている種がハ・ヴィオラセアになった理由の一つかもしれません。オーストラリアの太陽の下で見ると、とても花色が冴えて見えますけどね。

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西オーストラリア花紀行-38 ゴムフォロビウム・キアニヌム

 

【ゴムフォロビウム・キアニヌム:Gompholobium cyaninum】

前回載せたピンクの花の別種、ゴ・キアニヌム。淡いブルーとピンクのツートンカラーがかわいい。ゴ・ナイティアヌムと近いところに分布しているが西オーストラリア南部に自生地は集中しています。ナイティアヌムはパースを中心に南部と少し北上したところまでと少し広い。偶数羽状葉の葉は革質でやや硬く感じる。茎は太くならず、這っていないが自立しにくいから倒れてますって感じで生えていました。

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西オーストラリア花紀行-37 ゴムフォロビウム・ナイティアヌム

【ゴムフォロビウム・ナイティアヌム:Gompholobium knightianum】

マメ科の低木で小さな草っぽいものから1m前後の低木のものまである。この種は砂のような礫の多く開けた場所に散在していて、足元にポツリポツリと見られる。実の形でこの仲間とおおよそわかるのですが、ポッコリと膨らんだ種が一粒くらいしか入っていないような小さな丸い莢をつけます。草丈は低く幹も細いのでなよなよしています。そしてこの属はまだ白は見たことがありませんが黄色、オレンジ、ピンク、青がありとても彩のある属です。

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西オーストラリア花紀行-36 ドリアンドラ・ポリケファラ

【ドリアンドラ・ポリケファラ:Banksia(←Dryandra) polycephala】

前回のドリアンドラとはまた違うタイプ。花は似ているけど葉の形が全く違っていて、こちらは細長くて鋸歯がの感じが糸鋸のようです。低木なので低い位置で咲き幹もそんなに太くなっていませんでした。

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西オーストラリア花紀行-35 ドリアンドラ・セッシリス・セッシリス

【ドリアンドラ・セッシリス・セッシリス:Banksia(←Dryandra) sessilis var. sessilis】

ヤマモガシ科(Proteaceae)のドリアンドラは現在バンクシア属にまとめられているので、本来ならばバンクシアと呼ぶところでしょう。まあでも、花の形がだいぶ違うので以前の名前で読んでみました。葉が青白く見えるように蝋がかっていて、先端がとがった葉をしています。ヒイラギ状だと縁までですが、先端に集まって6~7の鋸歯?になっています。枝は密集してその先端にクリーム色の集合花が付きます。まだ実がなっているものを見ていませんがバンクシアのような穂になるのか気になるところです。こちらの母種は似ているのですが、全く葉が蝋がかっていません。

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