西オーストラリア花紀行-13 カリトリックス・グルティノサ

【カリトリックス・グルティノサ:Calytrix glutinosa】

前回の花もフトモモ科(Myrtaceae)ですが、こちらもフトモモ科です。全く違って見えますね。この仲間にはとても綺麗な群青色やブルー、小さな花のローズピンクや黄色などがあります。このカ・グルティノサはその中でも比較的大きな花をつけます。咲き始めの雄しべは白っぽいのですが、段々と赤みがかってきます。なんといっても萼の先端が糸のように細くなっていてそれが花弁の後ろから見えているのがなんとなく気に入っています。花が落ちるとその萼が別の花のように見え、初めて見たときは赤い花もあるんだなぁと思って写真を撮っていましたが途中で混在していることに気が付き萼だとわかりました。この種はパースよりも北に多く見られます。

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西オーストラリア花紀行-12 アクティノディウム

【アクティノディウム:Actinodium cunninghamii】

キク科のストケシアやヤグルマギクなどに見える。でもユーカリやメラレウカと同じフトモモ科(Myrtaceae)の植物で、全く印象が違いますね。西オーストラリア南部のアルバニー周辺を中心の海岸沿いに時々見られる低木で一斉に咲くとよく目立ちますが、花が無いとただの緑の棒のように見えます。

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西オーストラリア花紀行-11 メラレウカ・コノタムノイデス

【メラレウカ・コノタムノイデス:Melaleuca conothamnoides】

鮮やかなローズピンクの花をつけるメラレウカの仲間。メラレウカ自身多くの種がこの西オーストラリアの大地に自生していますが、最近庭木などでも使われるようにもなりましたが、まだまだみられていない種がありそうです。低木から高木になるものなど様々で、台湾の街路樹でも使われる種類があります。 こちらの写真の種はあまり大きく育たず、低木でへら状の固い葉を持っています。

メラレウカはこちらでもいっぱい見られます!

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西オーストラリア花紀行-10 バンクシア・メンジェシィ

【バンクシア・メンジェシィ:Banksia menziesii】

オーストラリアと言えばヤマモガシ科(Proteaceae)のバンクシアの仲間やミモザ(アカシア)の仲間、そしてユーカリなど様々な植物・樹木が自生しており庭園樹・切り花など様々な用途に用いられています。バンクシアもその一つですが独特の花穂の形が面白い。こちらの種は赤が基本ですが黄色い種もあるようです。乾燥防止のためなのか葉が堅く、落葉した後もさらに固く締まっています。日本では森林では落ち葉は腐葉土化して数年のうちに還元されていく気がしますが、中々分解されているようにまみえません。敷き詰められていくという印象でした。

バンクシアはいっぱい載せてます!

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西オーストラリア花紀行-9 ケンネディア

【ケンネディア・コッキネア:Kennedia coccinea】

コーラルカラーにローズピンクと黄色の配色の、まあすごく目立ちます。明るいユーカリなどの林床や道沿いにはみ出るように育っている。遠目にもよく見えるので車を停めて撮影を何度かしていました。たくさん咲いていると足の踏み場もないほどに咲いていますが他の木に上がっていこうとしている場所や背に低い植物の間を縫うように育ち咲いているものもあります。この配色の花は結構あるので、後々また出てくることでしょう。この花はよく見ると上部の花弁の下三分の一も少しローズピンクなんですよね~。

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西オーストラリア花紀行-8 ソウェルバエア

【ソウェルバエア・ラキシフロラ:Sowerbaea laxiflora】

ネギの花のようなツルバキアのような感じですが、一時コルジリネなどと同じ小さな科にまとめられていましたが現在はキジカクシ科(Asparagaceae)の大きなくくりの中にまとめられています。葉は線状でちょっとだらしなく垂れる感じでしょうか。明るいやや草が多くみられる低い草原にちらほらと見られました。パースを中心に北に400Km ~南に400Km という分布で東側には少ない植物です。

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西オーストラリア花紀行-7 スピニフェックス

【スピニフェックス・ロンギフォリウス:Spinifex longifolius】

西オーストラリアの海岸沿いに自生するイネ科の植物で一見パピルスなどのカヤツリグサ科(Cyperaceae)の植物のようにも見える。花の咲いている感じはイネ科の植物そのものでしたが、長く伸びているのはどうも芒のようで中心に雌花がその先の芒の部分より雄花が出てきていました。芒の部分は意外に硬く乾燥させてドライフラワーに使えそうです。群生しているところとぽつりぽつりのところなど様々ですがこの球状の芒の集まりのところには入るにはちょっと痛いので入れなかった。この仲間は他に数種が自生しているようですが、本種が一番目立った花穂をもっています。

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西オーストラリア花紀行-6 ブルーハイビスカス

【ブルーハイビスカス:Alyogyne huegelii】

日本では青みの強い品種が販売されていて確かにブルーハイビスカスですが、実際にはライラックピンクのような花色のハイビスカスの仲間。ハイビスカスとつきますが属の違う植物ですがブッシュ状に茂りとても綺麗です。花色はこちらの方が私は好きですが、北に向かう街道筋に見かける場所があります。

ドライフラワーの工房に入る入り口に濃いブルーハイビスカスが咲いていて、実際にあるんだと思い写真を撮っていたら、根元の幹の部分に商用のカラーラベルが付いていた・・・。しかしながら日本で見るよりもオーストラリアで見たときの方が青みが強く出ていました。

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