ハートカズラ 小さいけれど変わったお花

【ハートカズラ:Ceropegia woodii】

以前はガガイモ科 (Asclepiadaceae)で現在はキョウチクトウ科(Apocynaceae)にまとめられていますが、セロペギア属の花は形が何とも言えない造形美のある花をつけます。

こちらのハートカズラも葉が多肉質でハート型なので人気のある多肉植物で地面に触れている茎葉部の節に小さな塊根ができます。時々見せてくれるこの花は種によってもだいぶ印象が違うのです。どんなポリネーターが来て受粉するのかまだ見たことがないのですが、そんな昆虫たちも見てみたい。

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富士周辺の花々-45 ヒロハチチタケかな?

【ヒロハチチタケ:Lactarius hyrophoroides】

キノコはユニークで小さいものから大きいもの、食べられるもの、やばいもの。季節やつく樹木、腐植分、糞や動物の遺骸などなどさまざま。でも食べられるのかどうかなどは私にはまったくわからないけど写真を撮るだけならば、大いに楽しめる。

そんなこちらのキノコは傷をつけると写真のように白い汁液が出てくる。チチタケ(乳茸)の名前はこちらからきている。チチタケは食べられるがこちらは食べられない種のようだ。ちなみにチダケサシという園芸的にはアスチルベという名前で園芸品種も販売されているが、チダケサシは草原などに自生していて、チチタケを持ち帰るために葉の茎の部分つまり葉柄部分だと思うのだがそちらに挿して持ち帰ったことからチダケサシと名前が付いたそうな。ちょうどこの周りの草原にはチダケサシが咲き始めていた。葉柄よりも花茎の方が長くしっかりしているのでもしかしたら花茎かもしれないが・・・時期も合っているようだし。

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台湾花紀行-67 アシナガバチ 獲物 横からちょっかい?

陽名山の下りの山中の道脇で、中型のアシナガバチが獲物のバッタを捕まえ、巣に持ち帰り幼虫の餌にするための肉団子にするべく顎を動かし作業中だったので、観察しながらパチリ。よく見ると仲間が来て作業を手伝うのかと思いきや、紋の色の薄い一回り小さなアシナガバチが獲物の余りをもらおうとしているのか様子を伺いつつちょこまかしています。大きなバッタなので中型のアシナガバチが団子を持って去った後に獲物を横取りしてゆくんだろうなぁ・・・。しかし、小さいアシナガバチは目ざといなぁ・・・。

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台湾花紀行-66 ツルウリクサ

【ツルウリクサ: Torenia concolor】

日本では奄美諸島の一部や沖縄などにも自生しているがともに絶滅危惧種で自生地もかなり限定されているようです。台湾では台北にある陽明山の山道脇に多く見ることができました。写真は花色が濃いタイプですがよくよく見ると花色が淡いものから濃いものまで所々に見られます。やや背のある草むらから日の当たる側に出て花を咲かせているように見えました。匍匐性のなので背の低い草の上にも伸びています。

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台湾花紀行—65 ノボタン

【ノボタン:Melastoma septemnervium】

台湾の山中に見られたノボタン。沖縄などにも自生している。他の植物にも書いているが、園芸植物に負けない花の大きさと美しさに目を惹きます。背丈もそんなに大きく育たないため目線で花が見れるのもいいですね。山中では沿道沿いにも見られ目を楽しませてくれます。

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富士周辺の花々-44 タチドコロ

【タチドコロ:Dioscorea gracillima】

ヤマノイモ科(Dioscoreaceae)の多年草で蔓のようになるようですが、他の種は最初からつるとなり他の植物や枯れ枝などに絡んでいくが、こちらのタチドコロは名前の通りに立ち上がりながら、下から生えてきた自分の茎とともに絡んでいるような感じに伸びあがっている。雌雄異株。こののち、それぞれ雄花と雌花が付くが雄花は黄色みがありたくさん花が付きよく目立ちます。葉の縁は細かく波うち、角ばって見える。タチドコロの生えている場所は開けた草原で、いち早く伸びあがって育っていました。そのうち回りはススキに隠れてしまうので、早く伸びることで生存競争に勝てるようにしているのかもしれません。

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動画UP! 富士周辺のお花 今回はハナハタザオです!

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台湾花紀行-64 センシンレン(穿心蓮)

【センシンレン(穿心蓮):Andrographis paniculata】

台湾南部高雄にある壽山山中での散策時に見つけた小さな花。山頂近くでみられ、キツネノマゴ科(Acanthaceae)で可愛い花のものが台湾にも自生しているのかと思ったら、帰化植物だった。どうやってそこまで行ったのやら、普通に自然に生えている気がしたのだけどなぁ。書籍などを見ると漢方薬として使われており原産地のインドでは古くから利用してきたようです。薬用として台湾に入ったものが逸出しているのかもしれませんが、よく山中にまで上がってきたものだ・・・。

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